地盤改良でない部分転圧工事が終了しました。
投稿日時:
2015-08-05 10:52
1年以上ご無沙汰しておりましたブログを再開します。
現在着工しました戸建新築工事の進捗状況をUPします。
建設地は造成から6年経ったひな壇状の分譲地で
道路から2m弱の高さに位置します。
この土地の地盤調査の結果
擁壁の高さの安息角より
<安息角:土・砂などの堆積(たいせき)物が崩れないで安定しているときの、
斜面と水平面とのなす最大角度>
深い位置に基礎が無いため
最終的に
部分転圧工事を選択しました。
部分転圧工事を簡単に説明しますと
地盤の緩い一部分の場所だけを掘り起して
地面を締める固化材と一緒に埋め戻し
30cmごと
入念に転圧をする工事です。
ん? 地盤改良工事?と考えそうですが
業者曰く
地盤改良ではなく地業(ちぎょう)ということで
基礎の下の地盤を締固めするための
砕石や割栗の転圧と同じ工事だそうです。
建物が接する地盤全体を補強する
地盤改良(表層改良、柱状改良、小口径鋼管杭)
に比べ
工期が早く、
コストが安く、
何より土地の価値が下がらないということです。
工事は1日で終了でした!
素晴らしい晴天の中
無事地鎮祭が行われました。
この日に至るまで時間はかかりましたが
クライアントの思いのこもった
すまい設計が
できたと思います。
これからは、
その思いを具現化するため
大切な作業になります。
というのも
どんなに素晴らしい架空の家を設計しても
具現化できなければ本末転倒!!
だからこそ、
計画以上に、クライアント、施工業者と共に
密な打合せとなり
共通目標へと向かうことになります。
私にとっての地鎮祭は、
クライアント自身の世界へとつながる
「じぶんドア」を持つ住処を実現するためにも、
「完成まで全力投球で行くぞ!!!」と
自分自身に宣言する日でもあります。